7月某日、都内で開かれた「日本語教師・職員」就職・転職支援フェアに行ってきました。今すぐに「どこかの学校に勤めよう」というのはないのですが、将来を考えていろいろ情報収集をしようと考えて参加しました(いずれ書きたいと思いますが、4月から日本語教師として某学校での教師生活をスタートしています!)。
日本語学校といってもいろいろあります。規模が小さいところが多く上場企業のように経営状況や運営・管理体制を開示する義務はありませんので、よく分からないのが実態です。ただ直接学校に行ってみたり、そこで働いている人の話を聞いたりすれば、なんとなく学校の雰囲気がつかめるのではないかと思います。
インスタの広告で知る
どのようにして就職・転職支援フェアの開催を知ったかというと、インスタグラムに流れてきた広告でした。インスタの広告は結構、注目して見ているのですが、アルゴリズムが働いているのでしょうか。チェックした広告に関して同種の広告がかなり流れてきます。日本語教員に関するものは必ずチェックしていますので、今回、就職・転職支援フェアが表示されたのだと思います。早速参加を申し込みました。
主催者は「さんぽう」というところです。これまで広~い意味で産業界にかかわってきましたが、聞いたことがない名前でした。「何だろう」とフェアの参加後に調べたところ、高校生の進学支援や大学・専門学校の広報事業など、大きな括りで言えば教育関連産業を展開している企業でした。日本語教育関連についても今回のような就職・転職支援フェアのほか、日本に留学する学生向けの事業を行っているようです。
行ったら結果オーライ!?
開催場所は東京・高田馬場駅から歩いて6分ほどにある東京富士大学という大学の講堂でした。新宿や大久保、高田馬場近辺には日本語学校が多数あるので、開催するにはいい場所なのかもしれません。
就職・転職支援フェアとは一体どんなものなのでしょうか。変に自分が勤務している学校の先生と会ったら「気まずいなあ。目をつけられたらやだなあ」と勝手に想像して、当日の外出直前まで行く気が少し失せていました。体も少し疲れ気味で気分が乗っていないこともありました。しかし、これまでの経験から「行動した方が結果として面白いことになる」と思いましたので、自らを奮い立たせて会場に向かいました。
45校が採用活動
東京富士大学に入るのは初めてです。会場で資料をもらいました。今回、日本語教師を募集している日本語学校のリストです。何と45校もありました。気になる学校があれば受付シートを記入して面談するというものです。会場に45校の面談スペースがそれぞれあり、各学校の関係者と就職・転職希望者が話をしていました。
会場に入る寸前で「閑散としていたらどうしよう」と思いましたが、そんなことはなく熱気でムンムンしていました。とはいえ、職探しの人があふれるほど多いかと言えば、そうでもありません。各学校ともそこそこ面談者がいましたが、面談者が来るのを待っているところもありました。
資料はもらったものの、どこの学校がいいのかよく分かりません。私が勤務している学校も出展していたので、気付かれないよう離れた場所で資料を確認していました。
面談せず会場を後に
結局、どこの学校とも面談しないで会場を出てきました。職探しで切羽詰まっていましたら片っ端から面談するところですが、今回はそうではありません。資料を一瞥してもそれほど条件に違いがあるわけではないので、どこの学校も同じような感じに見えてしまいました。
もし次回行くとしたら、今回の資料をもとにあらかじめ出展する学校を調べておき、自分の希望と学校の採用条件とがマッチングするかどうかを把握したうえで参加したいと思います。いい機会になりました。次回は資料をもとに、その募集内容について分析したいと思います(つづく)。