上田城は、真田幸村といった戦国時代の武将の活躍もあり、真田氏の居城だった城として比較的全国で知られている(?)のではないでしょうか。現在は櫓3基と櫓門1基があり、上田城跡公園として市民に開放されています。散策するのにいい城跡です。
上田城は天正11年(1583)、真田昌幸に築かれた平城です。戦国時代には徳川氏と2度の戦い(第一次上田合戦燃-1585、第二次上田合戦-1600年)でいずれも撃退しました。しかし、関ヶ原の合戦後に破却されました。江戸時代に入り、上田藩主の真田昌幸が松代に移封された後、小諸藩から仙谷氏が入封しました。その後、松平氏の居城となりました。
上田城にはもともと天守がなく、いわゆる日本の城をイメージした時に出てくる天守のある城とは異なります(実際、国内で江戸時代以前から天守がある城は12城しかありません)。そのため、建築物としての迫力はありませんが、構造物としてみた場合、堀や石垣などを見ると往事をしのぶことができます。城内には「東虎口櫓門」という立派な城門があり、1994年に復元されました。当時のものではないとしても、現代・未来に伝えていくものとして復元はいいと思います。
【上田城】
所在地:長野県上田市二の丸
アクセス:最寄り駅 JR上田駅から徒歩約12分
「日本の城」では、日本城郭協会が定めた「日本100名城」を中心に日本の城を取り上げていきます。100名城ではスタンプラリーをやっており、私は行った城のスタンプを収集しています。さかのぼること2010-11年に9城のスタンプを集めていたのですが、それ以来、パッタリ途絶えていました。ブログ「訪問記 犬山城」に記載しましたが、犬山城を訪れた際、12年ぶりにスタンプ収集を復活しました。これからも全国各地の名城を回ってみたいと思います。なお、城名・住所の横にある数字は、日本100名城で記しているナンバーリングの数字です。