
東京の空の玄関口、羽田空港(東京国際空港)。この3年くらいはコロナ禍で利用客が大幅に減りましたが、国内の観光客を中心に徐々に賑わいを取り戻しつつあります。国内便と国際便を合わせた乗客数では日本でナンバー1。2019年には世界で5番目に多かったようです。コロナ禍で利用客が減ったとはいえ、2021年度は約2970万人が利用しました。1日当たり8万人以上。こうして数字でみると意外にも多くの人が利用していたんですね。
1931年8月に1本の滑走路で供用開始しましたが、航空需要の拡大に合わせて滑走路も増えていき、現在は4本を有しています。1978年に成田空港(千葉県成田市)が開港すると国内線専用空港になりましたが、2010年に再び国際線の定期便が就航するようになりました。「羽田空港は国内線だけ」というイメージを長らく持っていましたが、いつの間にか国際線が飛んでいるなあという感じです。都内からアクセスしやすい空港として便利です。
初めて羽田空港を利用したのはいつだったでしょうか。記憶をたどっていくと、学生時代に台湾に行ったことがあります。当時、台湾に就航していた「中華航空」は外交上の関係で、羽田空港での発着が認められていたので、その時が初めてかもしれません。以来、仕事の出張で国内線を中心に利用しています。空港内に入るとわくわく感がとまりませんね。
最近では空港内に多くのショップが入っており、飛行機に乗って移動しなくても、空港内をうろうろするだけでも1日楽しめそうです。飛行機好きな人であれば屋上のデッキで離発着を眺めるのもいいです。第一ターミナルにあるスターバックスでは、カウンター席で飛行機を眺めることができます。コーヒーを飲みながら優雅な時間ですね。飲食店も充実しているので、食べ歩きもいいかもしれません。空港には多くのロマンが詰まっています。(樹)
