東京風景(27)東京スカイツリー

西十間橋から撮影した東京スカイツリー

今や東京の観光名所として必ず名前があがるほど人気があるのが東京スカイツリー(東京都墨田区)です。すぐ近くには浅草寺があるので、観光コースとして一緒に見て回ることが可能です。シンプルな形をしていますが、飽きのこない造形美があるのではないかと個人的に思います。

東京スカイツリーは2012年2月29日に完成した世界で一番高い電波塔です。高さは634メートル。「634=むさし」は、関東の一部地域を指す旧国名の「武蔵国」を想起させる数字であり、東京スカイツリーが立つ場所もかつては武蔵国でした。同じ電波塔の東京タワーが333メートルですから、約2倍近くの高さがあります。

東京スカイツリーには展望デッキ(350メートル)と展望回廊(450メートル)の2つの展望スペースがあります。展望デッキには約2000人、展望回廊には約900人収容できます。これだけ多くの人が載っても壊れない、頑丈な構造になっています。

細長い構造をしていますが、地震や強風に耐えられるようにするため、さまざまな工夫がなされています。その一つが日本の伝統的な建造物である「五重塔」を参考にした制振システム「心柱制振」の採用です。建物中央部に設けた鉄筋コンクリート造の円筒(=心柱)と外周部の塔体を構造的に分離し、中央部の心柱上部を「重り」として機能させています。

すなわち地震時などに、構造物本体とタイミングがずれて振動する重りを加えることで、本体と重りの揺れを相殺させて、構造物全体の揺れを抑制するのです。五重塔はこれまで地震による倒壊例がないと言われています。その秘密は五重塔で採用されてきた「心柱」が重要な役割を果たしているとみられます。

東京スカイツリーに行った日は土曜日でしたが、多くの人で混みあって列を作っていました。浅草寺同様、外国人観光客らしき人たちがたくさんいました。展望台に昇るのは予約制になっていましたが、混んでいたので多少待ってから上がることができました。

展望デッキから見る東京の街の様子は格別です。夕方の時間でしたので、さまざまな情景を味わうことができました。夕暮れ時の薄暗くなった状態から、全体が黒くなり建物や車の明かりが目立つ夜景へと変化していきました。

昼間、夕暮れ、夜間と時間帯によって景色が変わるので、それぞれ見たい風景に合わせて展望デッキに昇ってみるのもいいと思います。実際、辺りが暗くなってからも展望デッキ行きの列には多くの人が並んでいて驚きました。(樹)

展望デッキから都内を一望

まぶしい夕日に照らされるビル群

あっという間に暗くなり街に明かりが灯る
敷地内は多くの人でにぎわっていた

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