日比谷図書文化会館は前回紹介した日比谷公園(東京都千代田区)内にある図書館です。私が初めて利用した時は東京都立「日比谷図書館」でしたが、東京都立から千代田区立に移管され、2011年11月から千代田区立「日比谷図書文化会館」に名称変更して開館しました。
それまで都立図書館と言えば、港区にある「中央図書館」と「日比谷図書館」を利用していました。中央図書館は閉架であったため館内でしか本を読むことができませんでしたが、日比谷図書館は本の貸し出しを行っていてちょくちょく利用していました。千代田区立に変わった後も当然貸し出しは行っていますし、もともと都立図書館だったということもあり資料は充実していると思います。
区立図書館の場合、区民や区内に通勤・通学している人だけに限って本の貸し出しを行っているケースが多いと思いますが、日比谷図書文化会館は誰でも借りることができます。これは日比谷図書文化会館だけではなく千代田区立の図書館はすべてそうなっているようで便利です。
建物は特徴的な三角形の形をしており、地下1階から4階まであります。実際に本や雑誌・新聞を手に取って利用することが多いのは2~3階になると思います。建物の完成は1957年(昭和32)ということもあり、いわゆる近代的な造りと異なりレトロな感じがします。
読書・学習用の机が並んでいるほか、窓際には外に向かって椅子が並んでおり、ゆっくりとくつろぎながら読書ができます。読書ついでに眠ってしまうこともしばしばありました(笑)。仕事柄、新聞を見に行くことが多かったのですが、全国の地方紙や多様な専門・業界紙が閲覧可能で充実しています。
また、1階にはカフェが入っており、こちらはお気に入りの場所としてパソコンを持ち込んでよく仕事をしておりました。
オフィス・官庁街が近く、緑に囲まれた日比谷公園内にあるため、人の出入りが多いです。「堅い」イメージの図書館ではなく、フランクに足を運べる図書館ではないでしょうか(樹)