結果通知〈23試験(8)〉

12月22日(金)、日本語教育能力検定試験の合否の結果通知が発送されました。自宅に届いたのは25日(月)。果たして合格できたのか、それとも不合格だったのか…。

合格最低点は168点?

22日に日本語教育能力検定試験の平均点や解答が、日本国際教育支援協会のホームページで発表されました。それを見た人が合格最低点を推計し、X(旧ツイッター)で167・5点とつぶやいていました。私はネットのリアルタイム検索でそのことを知りましたが、大いに衝撃を受けました。例年より合格最低点が10点ほど高いのです。240満点で7割をとらないと合格しません。私が目標としていた点数です。一方で合格率は約31%と少し高いような気がしました。受験者のレベルが高かったのかもしれません。

前回のブログに記しましたが、関係機関・スクールの解答速報による自己採点は156点または159点でした。これらはマーク式の点数ですので、合否のカギを握っているのは記述式問題ということになります。試験当日は400字のマス目をしっかり埋めましたが、中身については「かなり厳しいなあ」というのが実感で自信はありませんでした。とりあえず20点満点中、10点とれていれば「御の字」という感じです。ただ、10点では合格に届かない可能性がでてきました。

25日は仕事でした。帰宅後に郵便受けをのぞけば日本語教育能力検定試験の結果通知が届いているはずです。合格の場合は合格証書が入っている大きな茶封筒なので、見ればすぐに分かります。ネットでリアルタイム検索をすると、165点を取った人が不合格だったとつぶやいていました。おそらく合格まであと3点だったのでしょうか…。駅から自宅までの帰り道を歩きながら、自らの合否について予想しました。記述式問題の出来具合を考えるとギリギリ不合格かなと…。そうなったら結果を冷静に受け止めるしかありません。

郵便受けには…

20時半頃、自宅に到着し、郵便受けを確認しました。すると大きな茶封筒が入っていました。やったあ!合格です!合否のボーダーライン上にあると思っていましたが、ギリギリ滑り込めました。約3カ月半の勉強の成果が形になったことをうれしく思いました。これで2021年に続いて2回目の合格になります。あらためて日本国際教育支援協会のホームページの解答を見て、自己採点しました。マーク式で157点でしたので、記述式で11点以上とれたということでしょうか。本当にギリギリだったと思います。

結果を総括

今回は7月上旬から過去の試験問題5年分を5回やるという試験対策の方針を決めて、試験に臨みました。過去問を繰り返すことで、以前に勉強した内容を思い出し、理解の精度を高めて記憶できたということかなと思います。確かに以前は意味がわからなかったことやあいまいだったことが、より明確になったり分かったりしたことがありました。とにかく5回繰り返してやるという目標を達成し、それが一つの試験に対する自信にもなっていました。

また、今振り返ると、試験時に試験Ⅱの聴解問題で音声が飛ぶというトラブルがありましたが、うまく対応できたことが合否の大きな分かれ目になりました。トラブルにより二度目に問題を聴いた時に最初の解答が間違っていることに気付き、修正することができたからです。あの時の1、2点が合否に効いていると思われ、きちんと聴き直して良かったですし、本当に運がついていたと思います。

今後どうしていくか

2023年の日本語教育能力検定試験の勉強は、試験日の約3カ月半前に「受験しよう」と思いつきに近い形でスタートしましたが、何とか合格レベルにまで仕上げることができました。試験までの過程は山あり谷ありで思うようにできなかったことが多々ありましたが、あらためて新しい知識を得たり理解したりすることの楽しさを実感できました。今後も勉強を習慣付けて日本語教育に関する知識の習得に努め、実際の教育現場で使えるようにブラッシュアップしたいと思います。

2024年にスタートする「登録日本語教員」の試験はどうなるかまだわかりませんが、日本語教育能力検定試験で学んだ基礎の部分は変わらないはずです。登録日本語教員の動向に一喜一憂せず、レベルを上げることを意識して勉強に取り組みたいと思います。

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