しばらく日本語教育能力検定試験についての記述を休んでいました。今回は試験を受けてからのことと、合格通知が来た時のことなどについてまとめたいと思います。
自己採点は7割
10月24日に試験を受けて数日後、某大手スクールが発表した解答速報をチェックし、自己採点しました。理想は8割得点できればですが、試験の手応えは微妙でしたから、7割とれれば、まあいいかなという感じです。解答で確認できるのは試験Ⅰと試験Ⅲ(作文除く)です。
実際にチェックしてみると、試験Ⅰ=74/100点、試験Ⅲ=53/80点でした。試験Ⅰはまあまあでしたが、試験Ⅲが想定よりとれていませんでした。確かに難しかったと思います。両方合わせるとほぼ7割の得点率です。
合格には音声問題の試験Ⅱがうまくいって何点とれるか、といったところでしょうか。試験Ⅲの作文はボロボロだったので、期待できません。トータルで推測しても本当に合否のボーダーラインにあるという感じでした。うーむ、何とも言えません。
試験後は、今後を考えて日本語教育の勉強を進めようと思ったのですが、ついつい怠け癖が出てしまい…。多少は通信講座の資料を見直しもしたり、これまで勉強した過去問題集の解答の傾向(自分自身の)について分析をしたりなどはしましたが、勉強への意欲が湧きませんでした。合否が判明するまで気持ちが落ち着かないというのもありました。
なかなか届かない通知書
日本語教育能力検定試験の実施要項には、結果の通知は12月24日(金)に文書をもって通知するとあります。都内に住んでいるので早ければ当日に届くのかなと期待しました。会社からの帰宅後、郵便BOXをチェックしてみましたが何もありません。「まだか」と期待外れに終わりました。
土曜日には通知が届くのかなと思ったのですが、郵便配達は何と2021年10月から土曜日の配達をやめているではありませんか。この日までそのことを知らず、調べて初めてその事実を知りました。
また、記憶は定かではありませんが、日本語教育能力検定試験を主催している日本国際教育支援協会のホームページに試験の正答が出ていたと思います。チェックしてみると、某大手スクールの時の自己採点の時とほとんど変わらない点数に。「ボーダーラインだな」と改めて思いました。
気持ちは焦りますが、結果は月曜日の27日(月)に持ち越しとなりました。
運命の27日
27日当日は、仕事の合間にツイッターで「日本語教育能力検定試験」を検索し、リアルタイムで受験者の動向を探っていました。早い人は午前中でしょうか。「合格しました!」のつぶやきがあったと思います。「おっ」とこちらもテンションが高くなりました。一方で、「ダメでした」のツイートも。量的には合格のつぶやきの方が圧倒的に多かったのですが、不合格の人のつぶやきを見ながら、自分自身がもしダメだったら、ということも想像しました。
帰宅後、郵便BOXを開けます。すると大きな茶色の封筒が。「やった合格だ」。封筒を見てすぐにわかりました。不合格の場合は、はがき大の通知が届きますが(経験者なので分かります)、合格の場合は大きな封筒で届くということが、以前、合格者の話としてネットで読んだ記憶がありました。封筒の表にも「結果通知書 合格証書 在中」と記載してありました。
「何とか合格点に達したんだ」と改めて試験結果を振り返りました。自己採点の結果を考えると、作文でも何点かは採れているはずです。合格できたうれしさもありましたが、一方で「こんな実力で合格でもいいのかな」と素直に喜べない自分もいました。「試験のためにもう1年勉強しなくて済む」というのが本音でした。
勉強の結果が形に
しかし、合格は合格です。合格に見合う実力がまだ身に付いてないとしても合格証書があるということは、今後、日本語教師に就く上で大きな武器になることは間違いありません。実力不足の部分はさらに勉強すればいいわけです。また、これまで自分が勉強してきたことが結果として形に表れたことも大きな喜びでした。
後日、親しい知人に合格したことを話しました。知人の奥さんも受験したようですが落ちてしまったらしく、その奥さんが落ちた試験に合格したということで「本当にすごい」とほめてくれました。合格祝いとして高級鉄板焼き店でお肉をごちそうになりました。おいしくいただきました。本当にありがとうございました。