訪問記 諏訪大社(3)

 諏訪大社下社へ移動

JR茅野駅でしばらく休み、14時26分の松本駅の列車に乗り、14時36分にJR下諏訪駅で降りました。駅の周囲をうろうろしましたが、観光協会の案内所(?)が休みで情報収集できませんでした。ただ、駅には周辺の地図が置いてありました。

少し休んで14時53分に出発。暑い日差しの中、諏訪大社下社秋宮に向かいました。駅から大通りに向かう道の両側は、ほとんどの店がシャッターを下ろしています。秋宮と言えば大きな神社なのに寂しい感じです。

 洒落た感じの「秋宮」

大通りに出て10分弱でしょうか。秋宮に到着しました。結構、参拝客が来ています。神社のすぐ近くに駐車場があるので便利です。秋宮と春宮の里曳きは10日後でしたので、前宮・本宮のように氏子がたくさん出入りしていたり神社の境内に入れなかったりするような事はありませんでした。

とはいえ、参拝客の列はそこそこ長くなっていました。神楽殿の前の左右に狛犬の銅像が立っているのが印象的です。また大きな注連縄も目に入ります。ここでお参りし、さらに神楽殿より奥にある弊拝殿に行って、再度お参りしました。神社としては本日3カ所目になりますが、ようやく落ち着いてお参りできた気がしました。

秋宮は前宮と比べて洒落た感じがします。それに比べて前宮は素朴、朴訥という印象でしょうか。残念ながら本宮には入れなかったので、その印象は後日、わかることになります。本日2社目の御朱印をいただき、秋宮での目標を達成しました。次は諏訪大社下社春宮へ向かいます。春宮へは約1・1km。今日は本当によく歩きます。昔の街道であった中山道を行きます。道幅はそれほど広くなく、車もそれほど通っていません。

参拝客が並んでいる秋宮の神楽殿
神楽殿の奥にある拝殿

 落ち着いている「春宮」

春宮に到着しました。秋宮に比べて人があまりいません。秋宮では参拝の列ができていましたが、それに比べると閑散としています。なぜ、こんなにも違うのか、ちょっと驚いてしまいました。駅からは多少、春宮の方が遠いと思いますが、地元の人や観光客であればたいてい車を使うでしょうから駅との距離は関係ないでしょう。秋宮と違い、春宮の神楽殿は少し小ぶりでお参りするような感じにはなっていませんでした。ただ、秋宮と同様、神楽殿の奥に拝殿があり、そこでお参りしました。

個人的には、春宮は落ち着いた感じがしていいなと思いました。こちらでも御朱印をいただきました。本来であれば本宮の御朱印をもらって4社参りになるはずでしたが、とりあえず今日はここまでです。

春宮の拝殿。形状は秋宮と同じように思える
春宮の神楽殿。人が少なかったせいか落ち着いた雰囲気だった

 ユーモラスな形の「万治の石仏」

その後、春宮の境内からすぐ近くにある「万治の石仏」を見に行きました。近くにはきれいな川が流れています。川沿いを少し歩いて行くと見えてきました。頭の大きさに比べて胴体が異様に大きい石仏です。昔、来たことがありましたが、その何とも言えないユーモラスな形に思わず目を見張ります。「なんでこんなところに石仏があるんだろう」と。石仏は何か建物の中に入っていたり囲われていたりするわけでもなく、自然にさらされたままの姿で座しています。

お参りの仕方もユニークです。表札にその仕方が書いてありましたが、一礼して手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じたのち、3回時計回りで石仏の周りを願い事を唱えながら周ります。最後に正面に戻り「よろずおさめました」と唱えて一礼します。実際やってみましたが、途中で3回か4回か周った回数が分からなくなりました(笑)。

万治の石仏。顔の表情と体つきが何ともユーモラス

石仏でのお参りを終えて帰路につきます。もう16時半近くでしたでしょうか。ひたすら下諏訪駅まで約1・2kmの距離を歩きました。とにかくいろいろな意味で疲れました。ただ、7年に一度の御柱祭の里曳きに遭遇したというのは何ともラッキーだったというのか、想定しないハプニングで印象深い参拝となりました。

今日お参りしたのは諏訪大社の上社前宮、下社秋宮、下社春宮です。そう4社参りを実現するには、上社本宮に行かなければなりません。目標達成にあと一歩です。後日参拝することになります。(つづく)

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