訪問記 金華山黄金山神社(上)

3年連続でお参りすれば一生お金に困らない―。そんな神社があると知って「ぜひお参りしなければ」と心がときめきました。それは宮城県石巻市にある金華山黄金山神社です。神社が島にあるので船に乗らないといけない場所にあります。YouTubeのある動画を見て今年の6月に知りましたが、それ以降、いつ行こうかとタイミングを探っていました。9月の休日、黄金山神社への参拝を決行しました。 

黄金山神社って何? 

個人的に神社には興味があり、いくつか有名な神社には参拝しています。社格が高いとされる全国にある「一宮」の神社についてはそれなりに調べて参拝していました。このブログでも諏訪大社を取り上げましたが、諏訪大社は「信濃国一宮」という長野県の中で社格の高い神社になります。

一方、黄金山神社については、あるYouTubeで運気がいい神社として紹介されるまで全く知りませんでした。宮城県石巻あたりの島にある神社ということです。島にあるというのはちょっと驚きましたが、何より3年連続で参拝すれば一生お金に困らないという言い伝えは、私にとって“殺し文句”に近いものがありました(笑)。今後の自らのライフスタイルを考えた時、お金に困るのは絶対に嫌です。今から3年かけてお参りすれば2024年には達成できます。「絶対に行こう」。そう心に決めました。

1泊2日の旅行をイメージ

ここ2年半は新型コロナウイルスの影響でまともに遠出をしたことはありません。また仙台エリアを訪れたのは、7年前としばらく足が遠のいていました。そこで仙台周辺の旅行も兼ねて、黄金山神社への参拝ではどこかで1泊しようと思いました。

黄金山神社は金華山という島にあり、船を使う必要があります。本州と金華山を結ぶフェリーは宮城県石巻市の鮎川港または同女川町の女川港の二つです。今回は女川港からの船便を選んだのですが、1日1便しかなく出港時間は11時だけでした。ですので、仙台もしくは女川港に近いところに1泊するのが良かろう、と判断しました。1日目は仙台周辺を回って2日目は黄金山神社に参拝しようとざっくりと計画を立てました。

船が出るかは天候次第

船は予約制でしたので、行く日を決めて予約をとりました。さて、どこに泊まるか。ネットでチェックすると、石巻あたりにホテルがありました。女川港からは電車で約30分の場所です。安くていいホテルはないかなあ、とネットでチェックしました。船に乗る女川にホテルがあれば移動の時間がかからないので、それも良しという感じです。夜、地元で魚のおいしい店で食事ができれば、一泊するかいがあるというものです。

ところが9月は台風のシーズンです。1泊しようとは思ったものの、なかなか直前まで決断できませんでした。海上が荒れると金華山まで船が出ないからです。せっかく1泊しても船が出ずに行けなくなったら意味がないなあと。行く予定の日は、台風が通り過ぎた後だったので直撃はないものの、天候は雨マークが付いており、どうするべきかギリギリまで迷いました。

朝早く出発することに

毎日、天候をチェックしながらホテルをどうするか探していました。石巻周辺でも当初は空室だったホテルも予約で一杯になっていきます。早く決めないといいところがなくなるとの思いにかられながらも、天候が芳しくなく1泊することに踏ん切ることができませんでした。

自宅から船が出る女川港までの時間をネットで検索すると、朝早く出れば乗船に間に合うことが分かっていました。いよいよ乗船日の前々日になると「朝一で勝負かな」と思い始め、日帰り旅行にすることにし、宿泊することを辞めました。

仮に女川港まで行って海上が天候不良で船が出発しなくても、ホテルに泊まらない分、宿泊代が浮きます。女川まで行ったらその足で仙台周辺を旅行すれば、黄金山神社に行けなかったというダメージも最小限に抑えられます。

前日に船を運行する会社のホームページを見ると、明日は予定通り船が出るとあります。「とりあえず行くしかない」。そう心に決めて旅行の準備をしました(つづく)。

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