訪問記 金華山黄金山神社(中)

朝5時半に出発

黄金山神社に行く前日、何時に寝たのかは覚えてはいませんが、朝は4時半頃(?)に起床しました。寝不足でしたが、新幹線や電車で睡眠を補おうという考えでした。家を出発したのは5時半。空は曇り空で、傘がいるかいらないかぐらいの小雨でした。睡眠不足のため朦朧とした感じが少しありました。

JR池袋駅から埼京線に乗りました。土曜日の朝6時台ですが意外に混んでいます。赤羽駅でかなりの乗客が降り、ようやくすきました。大宮駅で新幹線に乗る予定です。それまでは目をつぶって座っていました。

新幹線に間に合わない!?

大宮駅では大きなトラブルに見舞われました。最寄り駅からPASMOを使って入場したのですが、そのままでは新幹線に乗り換えできないというのです。あらかじめPASMOには多めにお金をチャージしていたのですが、いったん大宮駅で精算する必要がありました。あらためて新幹線区間の乗車券と特急券を購入する必要があります。

それほど新幹線の発車時刻までそれほど時間がない中、みどりの窓口で並ばなくてはいけません。滅茶苦茶焦り、滅茶苦茶イライラしました。「このキャッシュレス時代にJRの乗り換えシステムはどうなってるんだ!?」。

新幹線に乗り遅れたら、女川港から出る船に間に合わなくなります。私の前には3~4人ほど並んでいます。「早くしてくれー」と焦れるような感じで待っていました。順番が来たらさっさと購入し、何とか新幹線のホームに飛び込み、発車時刻に間に合いました。朝から心臓に悪い出来事です。

隣席は吉川晃司!?

 新幹線に乗りようやくホッとしました。「仙台駅まではゆっくり寝れるな」と思っていたところ、自分の席の所に向かうと、吉川晃司(1980年代に一世を風靡したロックミュージシャン。最近ではドラマ俳優の印象が強いか)風の体が大きな若い兄ちゃんが座っていました。「うわっ、落ち着かない」と一瞬ひるみましたが、窓際の自分の席に座り、本を読んだり仮眠をとったりして何とかやり過ごしました。大宮から仙台まで約1時間です。ゆっくり過ごすというほどの時間でもありませんでした。

乗っている間、何度も石巻・女川方面の天候をスマートフォンで確認しました。小雨が降ったりやんだりしているような感じです。できれば雨は止んでいてほしい。そして無事に船が出てほしい、と祈るような気持ちでいました。

またまた乗り換えに間に合わない!?

仙台駅に着いたら今度は在来線の東北本線に乗り換えです。8時20分発に乗れば石巻まで行き、そこで乗り換えて終点、女川には9時59分に到着します。

ところが仙台駅でもまた、焦るような事態が生じました。雨が降った影響で電車が遅れているというのです。石巻での乗り換え時間は13分あります。ですので5~10分の遅れであれば間に合います。ここでもじりじりするような思いで電車を待ちました。

ようやく入線した電車に乗り込み、出発したのは予定時刻より15分遅い8時35分。このままでは乗り換えに間に合いません。次の電車に乗った場合を検索すると、乗船時間に遅れることが分かりました。まさかこんなトラブルに巻き込まれるとは思いもよりませんでした。

「スピードをあげて飛ばしてくれ」。そんな気持ちで電車に乗っていました。本来であればゆっくり景色を見ながら、神社に行った時のことを考えたりするものですが、そんな余裕は全くありません。「石巻で船会社に電話した方がいいのか。そこからタクシーに乗れば間に合うのか」などもろもろシミュレーションしました。ここまで来て船に乗れなければ意味がありません。

リスクのシミュレーション

旅行前に天候不順で仙台からの電車が遅れることがあるかもしれないと思ったこともありましたが、それが現実になるとは思いませんでした。船が天候不順で出発しないリスクを考え、前泊をやめましたが、当日の旅程でも新幹線、電車が間に合わないリスクがあることにあらためて気づきました。

石巻での乗り継ぎで、電車が待ってくれることに期待しました。現在乗っている電車は時間の遅れを取り戻そうと速度を上げている気配はまったくありません。どうなることかと思い石巻駅に到着すると、乗り継ぎ客がいることを想定してくれていたせいか、電車は待っていてくれました。いやー、本当に助かりました。ようやく人心地が付きました。石巻駅から約30分弱で女川駅に到着し、かなりの人がぞろぞろと降りました。早速、船乗り場を目指しました(続く)。

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