日本の政治を司る場として存在感を示す国会議事堂。国の唯一の立法機関として法律の制定や予算の議決、内閣総理大臣の指名など国会の議事を行うところです。1936年(昭和11)に完成しました。高さは中央塔が約65メートルあり、地上3階、地下1階(中央塔は4階)の構造です。建物は左右対称で正面から見て左側に衆議院、右側に参議院が配置されています。完成当時は日本で一番高い建造物だったと言います。
私自身、何度か仕事で国会議事堂に入ったことがあります。天井が高くて薄暗く、廊下は木でできているため歩くとギシギシと鳴っていた記憶があります(記憶違いだったらすみません!)。いろいろな部屋があって迷路のようでした。やはり日本の政治を担う建物ということもあり、緊張感がありました。国会議事堂内の食堂で同僚とご飯を食べたのもいい思い出です。地下では東京メトロの国会議事堂前駅や衆議院会館、参議院会館とつながっています。国会議員をはじめとする政府関係者、職員が利用するんだろうなと想像しながら通っていました。
国会議事堂の周りには警官が立っていて不審者などを警戒しています。何も悪いことをしていないのですが、思わずドキッとしてしまいます(笑)。一般の人でも国会議事堂を見学できます。よくテレビなどで多くの政治家が座っている本会議場が映し出されることがありますが、これまで入ったことがありません。いつかはその場所を自分の目で見てみたいですね。(樹)