初めての日本語教員試験(上)

初めての日本語教員試験が11月17日(日)に実施されました。日本語教員試験というのは、今年度から日本語教師の質向上を意図し、国の規定する日本語学校に勤務する日本語教員の国家資格として創設されたものです。その日本語教員になるためには、試験や実習などをクリアしないといけません。詳しいことは別の機会に記したいと思いますが、今回は第1回の試験の模様をお伝えします。

受けるべきかどうか…

今回の日本語教員試験は正直、受けるべきかどうか悩みました。というのも、ほとんど勉強できなかったからです。市販の試験問題集を1周やったのみ。ここしばらくは体調不良(主に睡眠不足です)で夜の時間帯は勉強するだけの体力・気力がありませんでした。

試験を受けても「最低点をとったらどうしよう」と思い、試験に向けてのモチベーションが全然高まりませんでした。しかし、「試験を受けたら絶対に得るものがある」と思い直し、ダメもとで受けようと決心しました。また受験料も1万8900円と高額で、試験を受けなかったら、みすみすお金をドブに捨ててしまうようなものになってしまいます。 

用語集をチェック

試験当日の朝は7時に起きました。睡眠時間は6時間弱。変な夢をみて浅い眠りだったので体調万全というわけにはいきませんでした。多少の緊張があったと思います。電車に乗って日本語教育に関する用語集をチェックしました。今思えば、それなりに集中して用語の意味を確認できたと思います。

意外に広い会場

試験会場は東京・五反田にあるTOC展示会場というところでした。初めて聞く名前です。初めて行きました。開場時間である9時に到着するタイミングで向かいました。試験会場はエレベーターで13階に移動。会場はかなり広く感じました。私が入った部屋は320人ぐらいのキャパシティだったと思います。通常は展示会場ですからスペースは十分あるのでしょう。

飲み物OK!?

会場を見渡すとざっと8割ぐらいの人で埋まっていました。ですからそこそこ空席があったということです。お金がもったいないですね…。机はよくある業務用の長机で、一脚に2人が座りました。年齢層、性別は千差万別でしたが、比較的年齢層が高かったと思います。男性は若い人が少なかったような…。これまで何度も受験した日本語教育能力検定試験と雰囲気が似ている気がします。

係員の説明で驚いたのが、試験中に飲み物を飲んでいい、ということでした。そんな試験は初めてです。もちろん日本語教育能力検定試験では、飲み物を飲んでいいということになっていませんでした。ただ試験中に飲み物を飲むためには、ペットボトルのラベルをはがして足元に置いておき、飲むときは挙手して係員の許可を得るというものでした。私の周りにいたかなりの人はペットボトルのラベルをはがしていました。私はペットボトルのラベルをはがすのがバカバカしく思われたほか、試験中に飲み物は必要ないと思い、何もしませんでした。

あと、今回驚いたのが消しゴムについているカバーを外すという指示でした。これまた聞いたことも言われたこともないので違和感がありました。ペットボトルのラベルといい、不正対策なのでしょうが…。紙のカバーですがきれいに外せなかったので、そのままゴミになってしまいました。「何だかなあ」と思いました。(続く)

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