それではオンライン日本語教師になるために、どうすればいいか考えてみたいと思います。
オンラインサービスに登録
まずは日本語を学びたい人と教えたい人をつなぐ、オンラインサービスに登録することです。有名なところでは「italki」「Preply」「Amazing Talker」「Cafetalk」などのサービスがあると思います。他にも探せばあるかもしれません。
とはいってもどれを選んだらいいのでしょうか。ネットでググってみましたが、それぞれのサービスに特徴がありそうです。例えばitalkiは、教える人についてプロフェッショナル講師とコミュニティ・チューターの2種類に分かれています。プロフェショナル講師は資格などが必要なため、なるのが難しいようです。コミュニティ・チューターは誰でもなれます。
ただ、itakiは講師の数を制限しており、6月15日現在、プロフェショナル講師、コミュニティ・チューターともに募集をストップしていました。毎週月曜日に更新されるようですが、ここ数週間は募集していませんでした。そうすると、いつ登録できるのか分からないですね。
Preplyは学生がサブスク的にレッスンの予約を入れる仕組みになっているので、安定収入につながりやすいです。Cafetalkは日本発のサービスなので、日本語での問い合わせ対応が充実しているほか、語学以外の分野でも学習サービスを提供しています。
Amazing Talkerはメンター制度があるようです。経験豊富な先生を中心にグループがあり、その先生がアドバイスをしてくれるといったものです。初めて教える人にとっては、ありがたい制度ではないでしょうか。
複数サービスの登録も可能
オンライン日本語教師をしている人の中には、自分の状況とそれぞれのサービスの特徴を踏まえ、複数のサービスに登録している人もいます。最初に登録してみて合わないようでしたら、他のサービスを試しているのもいいことだと思います。
ネット検索で、各サービスの特徴をある程度、知ることはできそうです。ただ実際は登録してみないと分かりませんね。
専用講座を受講し、デビュー!
実は私自身、Preplyに登録してオンライン日本語教師を始めています。
なぜPreplyを選んだのか。
それはオンライン日本語教師になることをサポートしてくれる講座があり、申し込んだところ、実際にPreplyに登録して日本語教師としてデビューするまでをサポートしてくれる内容だったからです。
その講座は、某大学の日本語教育の先生が企画したオンライン講座でした。以前、私が日本語教育能力検定試験の通信講座を受講した話を記載しましたが(もう4年ぐらいたちますか…)、その通信講座を開いていた先生が、オンライン日本語教師の講座も開いたのでした。
実績豊富な先生が指導
実際に教えてくれたのは、オンライン日本語教師としてすでに多くのレッスンをこなし、1回あたりのレッスン料が50ドル(!)を超えるなど、経験豊富で現在も活躍している先生です。
その先生は日本語教育に関する専門的な資格を持っていたわけでもなく、大学などで日本語教育を専攻していたわけでもありませんでした。海外で生活していることもあり、英語が普通に話せます。英語圏の学習者に教えるには、日本語の文法などを英語で説明できるという大きなアドバンテージがあると思いました。
その講座を修了し、私自身も現在、オンライン日本語教師として活動しています。やってみると、いろいろな気付きがあります。収入的にはまだまだですが、受講した講座の元を取ることはできました。今後、さらにブラッシュアップして受講者を増やしたいと思っています。