以前にも少し書きましたが、現在は日本語教師としてデビューし、都内の日本語学校で教壇に立っています。まだ半年ばかりですが、授業の準備に時間がかかり、想定していた以上に仕事の大変さを感じています。
一方で、自分自身が少しずつ進歩しているのも分かります。あいまいだった日本語の文法に関する知識が増えたり授業の進め方のコツをつかんだりするなど、小さな手応えはあります。とはいえ、日々、改善です。
今回、どのようにして日本語教師になったか、まとめたいと思います。
始動は正月・松の内から
2025年の元旦に、今年の目標に「日本語教師になること」を立てました。時期としては4月から日本語学校で働きたいと思いました。タイムリミットは3カ月間。時間があるようで意外とありません。正月気分もそこそこに、やれることをやろうと松の内から始動しました。
まずは日本語学校の募集情報の収集が不可欠です。ネットに日本語教師になりたい人向けのサイトがあります。そこに登録すると日本語学校の募集情報のメールを配信してもらえるので、早速登録しました。
数日に1件の割合で募集情報が送られてきます。勤務地が都内でない場合もあるのですが「日本語学校が教師を募集している」というのを把握でき、安心しました。
というのもコロナ禍の時は、日本語学校の教師募集はほとんどなかったと記憶しています(もし違ったらすみません)。そのイメージが強くあったので、どの程度、募集があるのかと思っていたところ、ポツポツとメールが届きました。
インスタグラムの広告を見て
配信メールとは別に、思わぬ形で利用することになったのが、インスタグラムの日本語教師募集の広告でした。たまたま流れてきた広告を見たところ、雰囲気がよさそうな日本語学校がありました。「これは」と思い、採用相談会に申し込みました。
採用相談会は、申し込み日から1週間もたっていない日程を指定しました。何事も早め早めの方がいいという判断が働きました。平日は無理なので土曜日にオンラインで行いました。
相談会の当日、もう1人参加する予定でしたが時間までに現れず、担当者の方とマン・ツー・マンでの相談会になりました。学校の説明などがありましたが、担当者の方の雰囲気もよく、話を聞いていて「ここならいいかも」と思い、応募することに決めました。
余談ですが、学校を決める際、説明会などがあったら積極的に参加することは重要だと考えています。もちろん、実際に働いてみないと分からないことがありますし、働いてみたら「そんなはずではなかった」ということもあるかと思います。
しかし、説明会の雰囲気や担当者の方の応対で、その学校がそもそも「アウト」かどうかは把握することができます。担当者の方の話しぶりや態度も重要な判断材料になります。自分自身の直観を働かせる意味で、少しでも手掛かりになりそうな情報は入手しておきたいものです。
履歴書と職務経歴書
さて、応募するとなると履歴書と職務経歴書が必要になります。履歴書に書く項目はそれほどありませんが、職務経歴書はそれなりに書き込まないといけません。まとめるのは結構な手間と時間がかかりました。
ネットで職務経歴書の書き方を検索して探し、フォーマットについては見よう見まねで作成しました。普通に働いていれば、そうそう職務経歴書を書く機会はありません。大変でしたが、これまでの自分がやってきた仕事を振り返るいい経験になりました。
相談会から10日後ぐらいに応募しました。よくよく見ると、職務経歴書は不要であることに気がつきましたが…。応募したその日に書類選考通過の連絡がありました。「えらい早いなあ」と思いましたが、「よっしゃ」と気合が入りました。次は面接と模擬授業です。これからが本番です。(つづく)