私はこれまで日本語教育能力検定試験(以下、日本語検定試験)を5回ぐらい受験してきたと思います。1番最初はかれこれ20年以上前でしょうか。
大学生のころから日本語教師という職業に関心を持っていましたから日本語検定試験にも興味を持ち、力試しで受けたのだと思います。
2回目ぐらいも力試し程度で、残り3回は本気での受験だったと思います。というのも日本語教師になる要件の一つとして日本語検定試験の合格がありました。
ただ日本語教師の養成講座を修了しましたので、日本語検定試験に合格していなくても日本語教師になる要件を満たしています。
とはいえ、日本語教師になる以上、日本語検定試験に合格していなくては一人前ではないという思いもありました。
残り3回のうち、最初の1回は不合格で2回目は合格しました。本来なら3回目は受けなくてもいいのですが、せっかく覚えたことを忘れてはもったいないと思い、2年後に受けて合格したのです。
それだけ私にとって日本語検定試験は重要でしたが、2024年度から登録日本語教員試験が国家資格として登場してから、様相が大きく変わりました。
現在でも日本語学校で日本語教師として就職するには、日本語検定試験の合格が要件として掲げられています。
しかし、登録日本語教員試験は国家資格で、日本語検定試験は民間資格です。国家資格であるということは国がお墨付きを与えた試験であり、それなりに意味があります。
すなわち国が認定する日本語学校で日本語教師として働くには、登録日本語教員試験に合格していないといけません。現在は経過措置期間ですが、2029年度からは日本語検定試験に合格していますと言っても採用してもらえません。
そうなると日本語教師を目指す人たちは、日本語検定試験を受験する必要性はなくなり登録日本語教員試験を受験するようになります。
その結果は受験者数で明らかです。
日本語検定試験を運営する日本語国際教育支援協会によると、23年度の全科目受験者は8211人と過去4番目に多い人数でした。しかし24年度は3371人と半減以下になり、25年度は1944人とさらに大幅に減りました。
試験内容について言えば、一度しか登録日本語教員試験を受けていないのであまり覚えていませんが、聴解問題が大幅に日本語検定試験と異なっていたほか記述問題がありませんでした。
受験者だった感覚から言えば、同じような内容を勉強して試験を受けるのであれば、登録日本語教員試験を受けようということになります。
これほどまで減ると、今後日本認定試験はどうなるのでしょうか。たしかに登録日本語教員試験が国家資格として登場した時、「日本語認定試験は意味あるの」と思った記憶があります。
これまで日本語検定試験の合格に向けてかなり力を入れて勉強していたこともあったので、個人的には気になっていることでした。